今日のジョギング時にガーミンでかかった、主なリスト(後編)。
前編で、7kmのジョギングをさも軽々走ったように書いたのですが、実際の心の中は「そろそろやめて帰ろうかなー」とツバキの花が落ちるかのごとく、サボることばかり考えていました。
すれ違うランナーはどの人も背筋が立ち、顔つきもキリッとしていて、速くてかっこよくみえます。
追い越していくランナーの背中はあこがれの対象でしかありません。
とぼとぼ走っていると私の心の中を見透かされているようで、姿勢と目だけでも前を見据えて平気なふりをしています。
7.Melt The Night / Lucas Arruda feat.Leon Ware ('015)
いやー、アーバンでファンクでかっこいいです。
なんなのでしょうか、このセンスは。
どういう生き方をするとこんなセンスが生まれるのかが知りたい。
今日のように、ジョギングに飽きてきた時間にかかるとまた頑張れます。
HMVによると、
低予算で制作された前作から一転、前作の5倍もの予算を投じたという今作は、メロウの生き神リオン・ウェアや、本家アジムスのベーシスト=アレックス・マリェイロス、レーベルメイトのアンドレ・ソロンコや、ジャジーニョの歌姫グイダ・デ・パルマなど超豪華ゲストを迎え、さらに一流のアナログ機材のみを使用したレコーディングにも徹底的に拘った渾身作。
一聴して格段にグレードアップしたそのサウンドは、とろけるようなメロウネスと心地良い疾走感が全編を包み込む。疑いなく近年のブラジリアン・メロウ・グルーヴの最高峰というべきクオリティで、Favorite のオーナーも「レーベル史上最高傑作」と自負する内容です!
前作ではアイズレー・ブラザーズ「Who's That Lady」のカバーが印象的でしたが、今回はマーヴィン・ゲイ& ダイアナ・ロスでおなじみのスタイリスティックス「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」を激メロウにカバー。本当に全曲素晴らしい!!
とのことです。
このアルバムは夕飯をこしらえるときにも重宝します。
とにかく才能にあふれた素敵なアルバム。
8.My Baby Done Changed The Lock On The Door / Taj Mahal & Ry Cooder ('022)
白黒のジャケットが似合う音楽です。
現在75歳と80歳の二人が影響を受けたSonnyTerryとBrownie McGheeのカバーであることがサブタイトルに書いてあります。
2人は60年ぶりのセッションだったようです。
ひとつ前にかかったLucas Arruda feat.Leon Wareとは対照的な音です。
この振れ幅は、ジョグの途中で帰るきっかけを探しながら走っている私にとっては、気持ちを新たにすることができてたいへん助かります。
Ry Cooderの息子、Joachim Herbert Coodeがドラムで参加しています。
アメリカのルーツを探るような音に関して、その良さを私はまだまだ分かっていません。
歌舞伎をTVで見ても寝てしまうようなことと同様に。
でも、なんとなくいいなという感じがして好感は持ちます。
SonnyTerry & Brownie McGheeのこのCDを買うか、Yutubeで我慢するのかを悩んでいます。
9.It’s All Over Now / Rolling Stones ('64)
だから、Stonesは私のジョギングのリズムにはなぜだか合いません。家で聴くに限ります。なぜガーミンんに混ざっていたのだろう。
原曲はShirley & Bobby Womack兄弟の作で、The VALENTINOSが1964年6月にリリース。
Stonesはその翌月に7枚目のシングルとして発表。
初の全英1位に輝いた。
わずかひと月でこのアレンジの差。ひと昔前の音源かと思います。
いかにRolling Stonesがかっこいいかがよくわかるので、比較して聴いてみるといいでしょう。
10.Africa / Meters ('74)
後半はかっこいい音が続いてそこねていた機嫌と体力を完全に取り戻しました。
大好きなニューオリンズ・ファンク。
George Porter, Jr.のベースはハネてうねっていて、Paul McCartneyとともに大好きなベーシストです。
このアルバムを聴いているとまさに「ファンクをせんとや生まれけむ」人たちです。
なんとレッチリもカバーしています。Hollywood(Africa)という曲名で。