i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

「もう死ぬかと思った」よ。

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

うちの孫は「死ぬかと思った」を誰よりも早く経験しています。

彼は小学4年生のころまで出生前の記憶を保持していました。

それを最初に話してくれたのは幼稚園の頃におとーさんとお風呂に入っているとき。

買い物をしていたり、働いている両親をみながら優しそうだなと思って選んだんだ、と教えてくれました。

 

不思議がる家族に、不思議な話をたくさん話してくれましたが、その記憶を保持しているのも小学校4年生のころまでで、その後は忘れたといって全くその話題には触れなくなりました。

 

 

その話の中から産まれてくるときの衝撃のエピソードを。

彼は産まれてくる際、なんと産道の途中でピタッと止まってしまったのです。

その後もなかなか出てくる気配がなく、おかーさんの体力も尽きようとしたので、吸引の力を借りて引っ張り出し、やっと産まれてきてくれました。

 

彼曰く、右に回りながらでてきていたのだけど、きつくてもうムリ、頑張れないと回るのをやめたそうです。

「死ぬかと思ったよ」とケラケラと明るく言います。

 

 

そもそもそういうことってあるのかとそれを聞いた家族はもうびっくりです。

当事者のおかーさんは、「だからなのね」と唖然、呆然、驚愕、納得。

 

出生時にあきらめるってあり? と笑い飛ばしているうちの家族とは裏腹に、

将来は大丈夫か?

あきらめ癖がついたのではないか?

育て方を改めなくてもいいのだろうか?

学校での様子はどうなの?

赤ちゃんの頃から「だってきつかったんだもん」って!!

心配性の母がたの実家では彼の将来を危惧する声多数。

眉をひそめて不安のどん底におちいる、教育熱心なおかーさんのおかーさん。

 

 

予想外の反応を知らされた本人は、それは心配しすぎだろうと納得いかず。

しかし周囲の説得を聞き入れ、直接出向き「あきらめず頑張ります宣言」でコトを治めます。

 

産まれる前から死ぬかと思ったり、あきらめたり、引っ張られたりと忙しい経験をした彼は、その話を学校でしたところ、先生も産まれるときはそうだっんだよ、と教えられ気持ちが落ち着き少し安心したようでした。

 

過剰な心配は相手の心を殺してしまいますので気をつけようと思いました。