何が起こるかわからない先の見通せない世の中になった。
それなのに日本の国を引っ張れるリーダーはいない。
長きに巻かれ、受け流し方のみが身についてしまった政治をみていると
ただ不安が先行するのみだ。
夜の住宅街を歩いてみるとその不安が一層際立つ。
小学校も、街路樹も、遠くの山の稜線も、我が家までもが
何かに備えて少し身を固くしているように見える。
裏返ったまま道に落ちてじっとしているセミのように。
なぜそんな無防備な状態でそこでじっとしているの?
車に引かれたらどうするの?
と心配になるのだが、セミはつつかれない限り朝までそうしている。
私たちは本能が欠落したセミではない。
自身で考えて自分から行動して日々を充実していくしかない。
指導者でなくても、幾つになろうとも、
自他の区別をできるだけ無くし
絶えず国や地域に対して「自分はどうあるべきか」「何ができるのか」
をアイデンティティとして身に着けるべく日々を過ごすことが、
水や食料とは別の「備蓄」となるはずだと最近思いだした。
もっとしっかりしなければと、夜に帰宅した我が家を見上げながら考えている。
玄関を開けたらリビングからRod Stewartの「In My Life」が聞こえてくる。
南がYouTubeでみつけてリピートしまくっているらしい。
Rod Stewartの歌は、未来を憂えるより今を大事に生きようと
親しく温かく励ましてくれる。
針仕事をしているおばあちゃんの横にいる感じ。
そうなのよ。
私の人生はまだ終わっていないのだから。