極端な話、中学生が5教科(国語、数学、理科、社会、英語)のテストで1年生から3年生まで数学は満点、他の教科は0点だったとする。
これを評価してくれる高校はない。
試験は総合点で優劣が決まる。
5教科の成績にバランスを欠く生徒には
高校の机と椅子は用意されない。
しかし実際に社会で活躍する人はこの評価とは無縁の人だ。
プロ野球の世界を見てもしかり。
足で魅了しているうちに、非力だったバッティングも向上した。
平均型の選手より、欠点があっても一芸に秀でた選手が重宝されお客を呼べる。
結果、稼げる。
学年順位が下から数えた方がはやくても
数学だけは毎回、万点かそれに近い点数を取る〇〇君、
社会に出たらその抜きんでたスキルを活かす場所は世界中にきっとある。
彼の周囲もそんなに嘆くことではないと思う。
みんな口には出さないけれど、平均って立場は結構生きづらかったりもする。
それは、頼れる生活の基盤を確保するために
孤独やひとりぼっちを恐れ、周囲の目を気にしながら生きていくことにあるのかもしれない。
でも生きる本質は、残酷だけれど
ひとりでただただ日々の生活を積み重ねることだけにある。
そこに家族があろうとも、恋人と一緒にいようとも関係ない。
それは彩りであって本質ではない。
数学だけが得意な彼は平均を目指すべきではない。
おそらく彼は数学をきっかけにして将来大きく羽ばたくことだろう。
その他に彼が学ぶとすれば
掃除、洗濯、炊事を基本とした家庭科ではないだろうか。
それは私が女性だからそう思うのかな。
いや、そうではない。
生活を雑にしないためにもそれはご飯の次に大事なことだ。
彼の可能性を奪われないためにも。