家から4㎞ほどをジョギングできた。
ここからは歩いて戻る予定だったのに、突然雨が降り出した。
強い雨脚に私は一瞬にしてずぶぬれになる。
雨の中、残りの4㎞を走る体力が今日はないので
ポケットを探り、500円玉を握りしめてコンビニに入る。
外国人のレジの男性が「そこまで濡れたなら今さら傘をさしてもおなじだね」と流ちょうな日本語で話しかけてくる。
「ムダじゃないのよ。みんな傘をさしているでしょ。一人で雨に濡れて歩いていると好奇の目で見られるのがイヤなの。雨をしのぐよりも人の目をしのぐために買うのよ」
と答えると
「よくわからないなー」と首を振りながらこれから使う傘にシールを貼ってくれる。
「日本にいるのならこの気持ちは納得しなくても、せめて理解はしないとだめよ」と言いかけてやめた。
それは、迎合することで適当に生きている重心のない私がそんなに偉そうに言うことはないなと思ったからだった。
きっと彼はコスパなんか気にせず生きているのだろう。
よし、私も今日いちにちの残り時間を何となく壮大に生きて行こうと思い直し
耳に当てたイヤフォンから流れてきたのがこの極上なメロウ&ソウルな曲でした。
Joy And Pain / Maze feat.Frankie Beverly ('81)
フランキー・ビヴァリーが率いるユニット、メイズの4枚目のアルバムタイトルでもあるこの曲は、10年たってドナ・アレンのカバーが先にイギリスでヒットする。その後本家はあわててシングルリリースし、めでたくアメリカでヒットとなる。