オリンピック選手や一流のアスリートが、大会終了後の楽しみとして
何もかもから解き放たれて、好きなものをなんでも食べて、友人と遊び、
家ではダラダラとする時間を数週間ほど過ごすと、
次第に窮屈なTシャツを身にまとったような違和感を生活の中に覚えるようになります。
そんな時間ばかりでは本当の満足が得られないことに気づくようです。
スポーツ選手にとってのオフはカラダを休める事ももちろんですが、
きつい目標に向かって努力することに楽しさがあったと気づく時間なのです。
それを充電期間といいます。
勝ちたい選手は休んでいる間に”負けず嫌い”がじわじわ頭をもたげてきます。
こんなことをしていてライバルはもう動き出しているんじゃないか。
自分のカラダはなまってしまうのではないか。
霧がかかるように自分のスキルへの不安要素が充満してきます。
一流の選手でも学校の部活をやっている選手でも
「やりたい」という思いが自らの心から湧いてこないと上手くなれないのは同じです。
勉強も同様ですね。
☆ ☆ ☆
教える側は強制する必要がありません。
いや、してはいけません。
強制は技術の向上に効果がないからです。
だからといってほったらかしにしていいかというと
またそれも違います。
人間はそんなに単純ではありませんから。
自主性をいかに引き出すことができるか。
スポーツや勉強の指導者のみならず
子育てにおいても大事で難しい技術です。
選手が努力する以上に導く側は学んでいかなければなりません。
グラウンドや体育館や道場や家の中で、
「勉強しなさい!!」
「ちゃんとヤレ!!」
「何でできないんだ!!」
とギャーギャー言っているだけではダメなのです。
自らが人としてあるべき姿勢を示せないといけません。
人として大きくなって常にアスリートの先を歩まなければならないのです。
ちなみに我が家では勉強もスポーツも
「やりたかったらやればいい。いやならやらなくてもいい」
と南に言い渡してあります。
これはブレません。
「でも、やらないのであれば絶対に勝てないぞ。スポーツも勉強もやらないやつは絶対に負けてばかりだけどそれでいいのならどうぞ」
とも付け加えて。
さて、選手や子どもたちがやる気は出たとしましょう。
少しだけ勝つ味も覚えてきたとしましょう。
次回は勝つためにではなく、強くなるためにはどう動いたらいいのかを考えてみます。
☆ ☆ ☆
最後に今日の5kmのジョギング時にかかって最高だった曲。
Joanne Shaw Taylorの「I Don’t Know What You've Got」をご紹介。
イギリス出身の女性のブルースギタリスト。ギターはロックよりで超うまいしRod Stewartなみのダミ声もしぶい。私の大好きな2021年リリースの「The Blues Album」に入っています。Jeff Beckが好きな南にカッコいいでしょと勧めるのですけど、中2でBluesはまだ早いのか全く興味を示しません。Jeff Beckのほうが難しくないかいと思うのですが、思春期なのでどっちへ振れるか予想がつきません。
ボーカルにギターと動く彼女を見ることができます。