大人も子どもも老いも若きも
”問い”に対して「正解」をだそうとする。
問いに対するその行為は無茶で、道理にかなってなくて、何の解決にもならない。
学校のテストとクイズの問題には「正解」がある。
北海道は四国ではないのだ。
社会での問いには自らの考えを述べなければならない。
世の中に「正解」など存在しないから。
と言っている私のこの言葉もまた正解ではない。
成功者の後付けコメントはもちろん「正解」ではない。
なぜならそのやりかたはその人だけにしか通用しないからだ。
東大合格者の子育てをまねしてもわが子が東大に通るとは限らない。
大谷翔平の育ちを真似しても野球が上手くなるとは限らない。
話はそれるけど、子どもたちはどうして大谷の真似をしてノーステップかつアッパースイングで打つのだろうか。
筋力のない子どもに大谷の真似を強いる大人が悪い。
アッパースイングの意味を間違えている。
ボールを点でしかとらえられない本当のアッパースイングがいいはずがない。
プロですら大谷の真似は難しいと言われているのに。
大人が何も考えていないから子どもはそのような不幸な状態になる。
はやく気づいてあげてほしい。
グチはやめて話を戻しましょう。
芸能人や政治家の不倫が悪だと世は騒ぐがそれとて「正解」ではない。
不倫を結婚制度などから一元的にとらえて悪だと声高に叫ぶ多数派が占めているので、
悪の面が多く出てくるのは間違いない。
アフリカでは一夫多妻で幸せに暮らしている国もある。
そうは言っても私は結婚後、
夫にゴキブリを退治してほしかったし、
重たい方のレジ袋を持ってほしかったし、
脚立に私を登らせないでほしかったし、
家具の組み立ては任せたかったし、
得たいの知れない寂しさが襲ってきたときは対処してほしかったし、
いつも甘やかしてほしかったし、
よその女なんかにうつつを抜かしてほしくはなかった(夫がうつつを抜かしたわけではないけど)。
それらが正解でなくても
私は譲らずそうしてほしかったものです。
いつもいつもかなうわけではなかったけれど。
ここ数日はこの曲ばかり聴いています。詳細はWikipediaに譲ります。
1996年アトランタオリンピックでも使用されました。バスドラの効いたドラムはLed Zeppelinの「When The Levee Break」からのサンプリング。
Enigma Return to Innocence ('93)
Led Zeppelin When The Levee Breaks('71)
この曲で叩いているジョン・ボーナムのドラムはサンプリングネタとして様々なアーチストに取り上げられています。ラップとの相性はよくアイスーT、ビースティー・ボーイズやエミネムらがこぞって取り上げています。とにかくかっこいいんです。