i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

子育て中のおかーさんは未来を育てているのだから

今の親は未熟で幼いという声をよく聞きます。

キラキラネームをつけたり、

すぐに学校や幼稚園にどなりこんだり。

ままごとじゃないんだぞと厳しく断罪する方もいました。

 

 

まあね、一理あるとは思います。

言いたい気持ちもわからないではありません。

 

がしかし、私たちが子供を産んだ時は立派だったかと言うと

全然そんなことはこれっぽちもありません。

 

あっ、「私たち」と言って他人様を巻き込んでしまいました。

いけませんね。

 

不徳の致すところでした。

取り消し、訂正いたします。

 

私は、未熟でした。

そしてやっぱり、いまだに未熟です。

 

 

それでも未熟なりに必死の思いで子供を産み

一生懸命に子育てをしてきました。

 

 

 

最初の子どもが生まれた瞬間に

初めて親になったのだから

こればっかりは未熟なのはしょうがありません。

 

いきなり一軍の子育てチームの選手になるのです。

 

 

同じ初心者同志、子も必死なら親も必死

おっぱい飲むのがヘタな子。

おっぱいを出すのがヘタな親。

 

経験値はお互い0。

スライムにすら倒されるレベルです。

 

 

成長の全てにおいて、少しでも標準値と違おうものなら

おののき、地球温暖化よりも心配をしたものです。

 

 

オムツじゃないよ、おなかが減ったんだよと泣く子。

オムツじゃないし、どこか痛いのかなとうろたえる親。

 

 

葛藤の中にあっても個性を尊重しながら、

かけがえのないわが子に愛情を注ぎこみます。

 

いくら未知をマネージメントしようとても

現実は待ってくれません。

日常は多動的で残酷です。

 

 

最初の1年間はずっと逆境の中にたたずんでいるようなものです。

日々、普通という出口を求めて母子ともにさまよいます。

 

 

親には赤ちゃんの笑顔、

赤ちゃんには家族の声掛けが救いになります。

 

 

だから親も子も無事に1歳を迎えた日には

市民体育館でエラい人たちに頭をなでられていいと思います。

国民まで行かなくても、おかーさんたちは市民栄誉賞ものです。

おとーさんも頑張ったけど、ここはおかーさんに譲ってあげてください。

 

次は、立派に成人させたら国民栄誉賞です。

成人の日に会場や道路で子どもが暴れたら取り消しにします。

 

 

まあ、あんまり未熟未熟と非難せず、

あーしろ、こーやれと経験者は言いたがらず

ベビーカーが少しジャマだからといって舌打ちせずに

もっともっとみんなで励ましてあげて欲しいものです。

 

子育て中の親は未来を育てているのですから。

 

 

と言ってる矢先に本日午後、自転車の前に1歳半くらいの女の子をロンパース1枚で乗せ、しかもノーヘルかつシートベルトは外れたままの状態で国道を疾走しているママを発見しました。

ママも当然ノーヘルです。

絶対にダメでしょ。

2つの大きなリスクに気づいていません。

 

赤ちゃんは前に乗っているので風の直撃をモロに受けています。

12月で少し暖かい気候といえども、ロンパース1枚では体温調整がままなりません。

 

赤ちゃんのノーヘルにいたっては言語道断。

ママはなぜそれで平気なのかが全くわかりません。

なんでも虐待に置き換える風潮はいかがなものかと思うのですが

その一歩手前です。

 

励ましてあげてなどと言っている舌の根も乾かないうちに

「人形じゃないんだぞ」「あなたわかってる?」と言いたい出来事でした。

 

憮然としながらも無事の帰宅を祈りました。