南が2年生の夕食どきのお話。
クラスのみんなで名前の意味を発表したようです。
「姓名判断では最悪でしたがそれにも負けず、歳をとってもかわいいばーちゃんを追いかけているような、元気なじーちゃんに育ちますように、との願いをこめてつけられました。って発表してきたよー」
と明るく学校での出来事を伝えてくれます。
緊急事態ですね。
箸が止まる大人たち。
置き去りにされるアジフライ。
気持ちと一緒に冷えるワカメの味噌汁。
「みんな笑ってたよ」と意に介さず食べ続ける南。
「だから問題なんでしょ」とおかーさん。
「えーと………、昨日お風呂で言ってた名前の意味って、学校で発表することになってたの?」とおとーさんは自主的にあわてます。
「なにそれ、聞いてないんだけど」とおかーさんは、おとーさんと南を睨みます。
①南にはそういう宿題があるのなら、なぜおかーさんに一言たずねないのか。
②おとーさんには、冗談のあとでなぜ本当の意味を教えなかったのか。
おかーさんはラッパーではないのですが、ダブル・ミーニングで二人を責めます。
「いや、まさかそうだとは思わないので、冗談で面白おかしく言っただけだったんだよなー」と小さくなるおとーさん。
「ちゃんと考えればわからないかなー」
①南にはそのまま発表していいかどうか。
②おとーさんにはそのまま放置していてよかったのか。
おかーさんは宮沢賢治ではないのですが、再度ダブル・ミーニングで二人を責めます。
オリックスの山本投手ばりにフォークの連投です。
そして、
・ずーっとふざけていないで真面目な話をするときは真面目に。
・学校の宿題はきちんと報告する。
・どこからどこまでが本当なのかがわからない話は禁止。
規則の追加。
でも、ばーばは知っています。
この手の規則の遵守は、わが家の2人には、
赤ちゃんの爪を切ることよりも難しいって。
規則が増えたことなど気にも留めず、
「おかーさんのおいしいご飯ベスト10!!」の発表を2人ではじめました。
みえみえでも、機嫌を取りにかかります。
あからさまでも、恥ずかしげもなく。
精神構造がペンギンレベルです。
そして第1位は、なんと(南が口でドラムロール)
おかーさんが買ってきた
”卵とじ焼きそば”に輝きましたーーー!!!
って……。
「おかーさんのおいしいご飯ベスト10!!」の発表も、しばし禁止になりました。
ペンギン以下だな。