南が3年生の時のこと。
神社で手水を使う際に南が柄杓をもってふざけだしたので、おとーさんから一喝されました。
シュンとなっている南に
「ここはね神様にお礼を言いに行く前に心を整える場所なのよ。だから作法はまあいいとしても境内に入ったらふざけた気持ちをもってはいけないのよ」とそっと伝えました。
「どういう気持ちをもっていればいいの?」とたずねるので
「いつも守ってくれている神様にお礼を言いに行くんだっていう気持ちよ」
「襟を正すってこと?」
「そうそう、知ってるじゃない」
「校長先生の話があります。襟を正して聞きましょうっていわれる」
「そうね、緊張感が必要ね」
「休み時間が終わって先生が来る!!ってなった時、クラス全員できちんとしてました感をださなきゃならないときも、みんなに襟を正してってだれかがいうよ」
「それも、正しすぎるとばれちゃうわよ」
「そうなんだよ、あれ?なにかおかしいわねって言われる」
まだ、空気まで整えるのは難しいようです。