挫折という言葉はいらない。
でだしから大見出しにするくらい強く言いたい。
ここ数日で私の周りは挫折ばやりだ。
挫折をしても取り返そうとか、
挫折に負けるなとか、
挫折は栄養だとか、
雨と挫折にくるまれて日々を過ごしていた。
アースの技術者の皆さん、ゴキブリ退治のスプレーのような
「瞬間挫折コロリ(グチとともに速攻退治!!)」
みたいなのを開発してください。
マジで。
いや、言葉が乱れました。
ほんとうによろしくお願いしたい。
本当にそれは挫折なのかと首をひねる事案に対しても、
安易に挫折と言う言葉が使われて、ヒクヒクしている。
なんでもかんでも、すごいことを「神だ」といってすませるように。
失敗やミスは誰が見てもそう思うことだけど
挫折は挫折と思うから挫折になる。
自分の考え方次第だ。
そうそう、挫折を味わうという言い方もおかしい。
「味わう」とは良い意味でしか使わない。
挫折は味わうものではない。
そして挫折と言う言葉は日本特有のもの。
失敗という英語やフランス語はあっても挫折にあてはまる単語はない。
辞書では同じ単語の中に、失敗と挫折がならぶ。
挫折は文章で説明し、ひと言でいい表す単語はない。
「失敗・挫折」は
英語でfaiure
フランス語でechec
タガログ語でkabiguan
失敗と挫折を安易に並べてはいけない。
失敗と挫折は大きく違うものなのだ。
失敗は将来、良い経験に変えることができる。
失恋も文字通り、恋愛に失敗したと思えばいい。
挫折ではない。
もっといい相手が待っている………、ハズ。
☆ ☆ ☆
トランポリンのように一度沈んでから、高く飛び上がる準備をするのが失敗。
挫折は一度沈んで当分の間、もどってこないイメージが強すぎる。
特に小学校や中学校、
さらに高校や大学、もちろん社会人においても
普通に生活していれば基本的に挫折はない。
子どもたち、心配せずに元気よく失敗しなさい。
大人になっていいわけがましくならないように。
だからといって、南の同級生みたいに毎月だれかに連続で告白するのは、
「同じ失敗を短期間で繰り返す」という社会のタブーに触れることになる。
「学ばない経験学習ができない軽いヤツ」というカテゴリーに嫌でも属してしまい、信用を大きく失ってしまいますので気をつけましょう。
ちなみに、「信用」を大きく失うと(sinnyou→sinyou)「し尿」に変換され、IMEすらも信用の大切さを教えてくれます。