昨日の夕方、いつものように、おやつに食らいついている南が思い出したように
「ばーば、花嫁修業ってなに?」と質問を投げてきた。
『いまどき花嫁修業ってどこから聞いてきたのかしら』と思いながらも、
大枠の意味を教えたあとで、
「あなたの将来に三角関数は出てきても、そのワードはもう出てこないから忘れていいわよ」と付け加えた。
アベックも死語だけど、それを上回る死語というより化石になろうとしているのは、
「花嫁修業」
ではないだろうか。
発した時点で炎上間違いなし。
いろんな意味で。
南は、私が説明に使った「死語」という言葉を、「大人の言葉だね、かっこいいね」といたく感心していた。
”おとなの言葉”という感性をほめると、
「”私語をやめなさい”ってずーっといわれ続けてきたから、今度言われたらそれが使えるなと思ってね」という。
「どうするの?」
「”私語をやめなさい”と言われたら、”死語は使っていません”っていう」
らしい。
「言えるものなら言いなさい」と言ったものの、先生に怒られることに対して恐れを知らない南なら本当に言いかねない。
でも、その後の先生のリアクションにも興味がある。
先生には大変ご迷惑な話だけれども
『いつか言わないかなー』と少しだけ思っている。