南が5年生の時の夢の話。
おかーさんから、朝ですよ起きなさいと言われて
「起きたら、それが眠っている夢の中のことで、
あれ、起きなくちゃと思ってがバッと起きたら、それもまだ夢の中のことで、
えっ、なに?、ってあせってまた起きたらまだ夢の中で、
そんなことを5回くらい繰り返してやっと夢の中から生還しましたので、
起きるのに時間がかかったんだよ」
と、おかーさんに言い訳していました。
「そんなことあるわけないでしょ」と、信じないおかーさんに、
南は「いやいや、本当だって」と、やっとのことで起きてきた感じを一生懸命に説明しているので、きっとそうだったのでしょう。
朝から忙しいおかーさんからは、
「はいはい、わかったからまずは朝ごはんをしっかり食べて、次からは寝ないでずっと起きてる夢を見てれば、さっと起きられるからがんばりましょう」
と諭されていました。
夢におちょくられた南は、なんだったんだろうと首をかしげながら学校に行きました。
たのしい朝でした。