i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

RUN & MUSIC ~ The Sound Of Silence / Pat Metheny

6月の小雨模様のジョギング中にかかった音楽10曲。

 

  1. Cafe Bleu / The Style Council
  2. Stuck In The Middle With You Stealers Wheel / Stealers Wheel
  3. Lady Blue / Leon Russell
  4. Rany Days And Mondays / Carpenterers
  5. In The Name Of  Love / Kenny Rankin
  6. How Deep Is Your Love / Bee Gees
  7. Ruby Tuesday / Melanie
  8. THe Egyptian / Art Blakey
  9. Viva Forever / Spice Girls
  10. The Sound of Silence / Pat Metheny

 

 

 

1曲ご紹介。

The Sound OF SIlence / Pat Metheny ('011)

耳とオーディオ・システムと場所とコンディションを試される1曲。

全曲カバーアルバム「What All It About」の1曲目に入っている。S&Gのカバー。

前奏は琴。※42弦の特注「ピカソ」ギターを使用してタイトルを地でいく繊細な演奏。

私は8kmのジョギングを終え、本格的に降り出した雨を避けるために、17時を回った湖の遊歩道にかぶさる木の下のベンチを使って、ストレッチを行いながらこの曲を聴いた。

大枚を払って耳に入れたJBL LIVE PRO2の弦の表現力は高く、至極満足。

 

雨に打たれる湖、雫を含んだ緑、湿ったウェアと空気と倦怠感が曲とのバランスを保ってくれる。

このアルバムは、友人の家のインコですら歌うド定番のポップス集だ。柔らかい和紙で優しく包み込まれたようなその曲たちは、水に垂らした万年筆のインクが滲んでいくように溶けていく。

 

Pat Methenyの歴史からなぞると、こんなものはpatではないとの批評も多いのだが、これで初めて出会った人は、ただただ繊細で、ただただ美しい彼のギターにもっと興味をもつ人も出てくるのではないだろうか。

www.youtube.com

 

アルバムの曲目は以下の通り。

              

  1. The Sound of Silence   (Simon &  Garfunkel)
  2. Cherish   (Association)
  3. Alfie   (Cilla Black)
  4. Pipeline   (Chantays)
  5. Garota de Ipanema   (Antonio Carlos Jobin)
  6. Rainy Days and Mondays   (Carpenters)
  7. That's the Way I've Always Heard It Should Be   (Carly Simon)
  8. Slow Hot Wind   (Henry Mancini)
  9. Betcha by Golly, Wow   (Stylistics)
  10. And I Love Her   (Beatles)

 

驚くべきテクニックの彼も、誰でも知っているこんなポピュラーな曲に触発されて素晴らしいミュージシャンになったのだと思うと、なんとなくホッとするアルバムである。

ポップスの可能性を無限に広げてくれる。

 

※42弦の特注「ピカソ」ギターを弾くPat Metheny。こんなものを発注する側も制作する側も弾きこなすギタリストもみんなどうかしている。チューニングってどうやるのだろう。

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