毎朝、豆から挽いて淹れるコーヒーの味が安定しない。
同じように淹れているつもりなのに。
TVでタレントが食リポの際によく言う「めちゃくちゃおいしい」時と
酸味が強くて「めちゃくちゃまずい」ときがある。
ミサイルが飛んでくる今朝見た夢のせいなのか、メイクをしていないのが悪いのか。
後白河法皇が「鴨川の水害」と「サイコロの目」と「山法師」が悩みの種だったように
朝から突きつけられる前途多難な課題。
「インスタントで十分おいしいわよ」とはお友だちの意見。
「聞いたことに答えなさい」とは言わないでおいた。
わざわざ豆を挽いている努力が報われないことを許せないのである。
かたやコーヒの受け皿に添えるチョコレートはいつ食べてもおいしい。
コーヒー豆もカカオ豆も、カカオベルトで栽培されているというのに。
何かと技術が遅れていると揶揄される日本だけど、
チョコレートを作る技術は世界でも引けをとらないのではないだろうか。
日本は、ウイスキーや日本酒もそうだけどチョコレートのおいしい国です。
もっと世界にアピールしたほうがいい。
マカダミアンナッツがハワイのお土産の代表であるのと同様に、
日本にきたらチョコレートを買い占めた方がいいと思うのだけど。
今日のAORで走ろうとたくさんの曲をガーミンに入れてきた。
素敵な曲たちにおされて遊歩道の木陰を求めながら5Km走る。
家族の悩みの種は、こんな暑い時間に走るなといっても言うことを聞かない私。
<今日のプレイリスト>
Ramsey Lewis & Nancy Wilsonの「The Two Of Us」 を聴きたかったのだけれど待てど暮らせどかかりませんでした。私のように言うことを聞かないガーミン。
1. Feeling Like We're Strangers Again / Wilson Bros.
2. I Stand Accused / Randy Crawford
3. A Love Of Your Own / Ned Doheny
4. I Go Crazy / Paul Davis
5. Song For A Sucker Like You / Ben Sidran
6. Let It Go / Pages
7. Woman Needs Love / Ray Parker Jr. & Radio
8. Got To Believe In Magic / David Pomeranz
9. Restless Nights / Karla Bonoff
10. I'll Be Over You / Toto
そのうちの3曲をご紹介。
☆☆☆
1.Feeling Like We're Strangers Again / Wilson Bros. ('79)
兄のSteveが亡くなりこのアルバム1枚で散っていった兄弟。ジャケットも中身もこれぞAOR。通しで聴けるアルバムです。この曲はそのオープニング。Steve Lukatherのギターに聴き惚れます。朝昼夜どのタイミングで聴いてもマッチするニュートラルなアルバムです。
2. Get It Up For Love / Ned Doheny ('76)
容姿にだまされてはなりません。ジャケットや甘い歌声とは裏腹に、アルバム「Hard Candy」は全体的にソウルフルでジャジーな作りです。Steve Cropperのプロデュースなので黒っぽいリズムになりますわな。このアルバムがうけたのは世界中で黒人シンガーと日本だけという寂しさ。日本のリスナーは素晴らしい。Queenも日本で売れてから世界へ広がったものです。私はアルバムの1曲目に配してあるこの曲のドラムが気に入っているので、同調しながら走ります。
椎名林檎のカバーする曲のアレンジは、いつもかっこよい仕上がりです。これもまた原曲とは全く違うアプローチです。ぜひ聞き比べてみてください。
3. I'll Be Over You / Toto ('86)
6枚目のアルバム「Fahrenheit」のファーストシングル。多様なジャンルのヒットメーカー、Randy Goodrumが書いています。悪かろうはずがありません。好きな曲です。ボーカルはSteve Lukather。実はスローな曲を歌わせると上手い。ギターの腕とボーカルは反比例することが多いのですが彼の場合は例外です。この曲のキモは、Jeff Porcaroのナノレベルで遅れてくるドラムのグルーブ。もう脱帽です。久しぶりのTotoでした。今日はTotoを聴きながらJeff Porcaroのグルーブを頼りに夕食を作ります。楽しみ。
艶のあるボーカルと源義経を思わせるような(よくわからん)軽やかなギタープレイを見ることができます。