人間には思考が変わる瞬間が幾度かあります。
その決定的なものに、親になった瞬間があります。
むかし糸井重里が、子どもを持って親になったとたんに、子供の中に「悲しみ」を見つけられるようになります、と書いていました。
まさにその通りだと思います。
「かわいさ」、ではなく
「悲しみ」なんですよね。
「悲しみ」をみつけるからこそ、親は子を守ろうとします。
だから子供の中に「悲しみ」を見つけることができない親は、子供を虐待したり、殺したりするのでしょう。
恋愛もそうですね。
相手の「悲しみ」に同調することができなくなれば、その愛は終了です。
先日、20歳になる孫娘が遊びに来て彼氏と別れた理由を話してくれました。
彼のだらしなさが過ぎて、会社のグチを聞いてもかわいそうと思わなくなったからだそうです。
こういった理由での別れ方は女性からの方が多いのだと思います。
なんとなくだけど。
20歳、しっかりとした素敵な女性に育っているようねとほめました。