ピンチの時に内野手がピッチャーにかけよりアドバイスを送っているとき、アナウンサーが解説者に「なんといっているのでしょうか?」と尋ねることがよくありますね。
もうこれははっきりしているので結論を言うと、なんていっているかなんて
そんなことはわからないんだって。
なぜそんなアホな質問を乱暴に無邪気に、お客さまでもある解説者に対して投げかけられるのでしょうか。
解説者だからなんでもわかっていると思っているのでしょうか。
解説者には何を聞いてもいいと思っているのでしょうか。
球場の中で一番、甘えた軽い瞬間だと思います。
相手に失礼であると同時に、勉強不足です。
「この場面、通常ではどのようなアドバイスが考えられるのですか?」
など経験上のことをたずねるのであればわかるのです。
しかし、「なんといっているのですか?」っていう質問は暴力です。
パワハラです。
せめて3つから選べるようにしてもらいたいものです。
解説者も解説者で頑張って想像で答えようとしますが、それもいけません。
「自分たちのときはこうだったけど」とエビデンスに訴えかけると知的にみえます。
アナウンサーが内容をそんなに聞きたいのであれば、普段からこのような場合はどんな話をしているのかを試合前にちゃーんとリサーチしておけばいいのにと思いますが、そういいうことを聞いたことがありません。
そして、その場面がきたら
「たいしたことはなしてないらしいですよ」とか、
「前回集まった時は飲みに行く相談だったらしいですよ」
「頭の悪いピッチャーだと言ってもムダなので、体裁を繕うために一応集まってみんなで話すふりをしているようですよ」
みたいに披露することがプロの仕事だろう。
解説者も受け身にならず、これだけ頻繁に繰り替えされるチープな質問への準備が必要だ。
みなさん努力を怠っているようですね。
こんな幼稚な質問は日本からなくさなければなりません。
どこかの党が選挙公約にするといいのに。
TV中継中なので解説者も冷静に、あたりさわりのない表現でその質問を交わしていますが、酒の席でそんなことを言おうものなら、「知らねえよ!!」で終わってしまいます。
解説者もかしこくなって、いっそのこと
「放送禁止用語ばかりしゃべっているので、ここでは話せません」
といって対処しないかしら。
マウンド上での会話について、元プロ野球選手が話していたのをTVでみたことがあるのですが技術的、戦略的なことは今さらなのでほとんど話さないようです。
「はやく終わって食事に行こう」とか、野球に関係のない落ち着かせる言葉をかけるのが常みたいですね。
困ったときは技術論より精神論。
だってプロなんですものね。