i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

男の細胞には、平和な環境を壊したいDNAが入っている ~ あなたを自由にしてあげるから、私も自由にしてね

ー 「 愛してる」って言ってもらわないと女性は不安になる、とよく言うけれど

     「 愛してない」のは言わなくてもわかります。

   浮気だってわかっていて黙っています。

 

 

ー  ばーば、私もそろそろ楽になろうかな。

      私は振り回されると息苦しくなるタイプのようだから、惰性では付き合えないの。

 

 

社会人も5年目になる孫の決心です。

 

 

 

そうね、男の細胞には平和な環境を壊したいDNAが入っているのよ。

だから、バカみたいに戦争をしたがるでしょ。

ばーばみたいに歳を取ると、惰性にもいろいろあって価値観がバラバラだけどそれもいいかなって思うよういなるわよ。

 

相手に振り回されてもいいだけの敬意を持てればね。

 

 

ー  振り回されてもいい男の人って、どこに敬意をもてるの?

 

 

ばーばが男の人に求めてきたのは、優しい気遣いと、嫌なことはうっちゃってでも生きていけるタフな生命力かな。

 

 

しばらくして孫は「あなたを自由にしてあげるから、私も自由にしてね」と言って別れたそうです。

あなたかっこいいけど、だいじょうぶなの?と聞くと

 

ー うん、私の見る目がなかったの。全然大丈夫。これからばーばの言うような嫌なことをうっちゃれる優しいタフガイを探すわと、完全に吹っ切れた様子です。

 

 

なんとしっかりした別れ方なんでしょう。

泣き虫だったころの孫からは想像がつきません。

さなぎが蝶になるように人は何度も脱皮して変態し、成長するのです。