南が5年生の時の授業で作った物語が出てきた。なんと花丸。
わかりやすく少々改訂してご紹介。
お釈迦様が、
「今日のぼくは50m走のタイムが新記録だったので、ラッキーデイなの」
と幸せな気持ちからボーナスチャンスとして、気まぐれにクモの糸を地獄に垂らしていると、たくさんの罪人がその糸を伝って蓮の池のほうへあがってきます。
そんな中で、幾人かの罪人たちが口々に
「この糸はすべりやすからもっとつかまりやすいものにしてくれ」
「そもそも糸は何でできていて、強度はどれくらいで、垂らした糸の意図はなんであって、途中で切れたときの補償はどうしてくれるのか」
「いいこと言って、だましているのではないんだろうな」
「上にいったら何が保証されるかなどをはっきりと示してもらわないとね」
「上がったらとりあえず、水分補給をしたあとで、うまい飯を食わせてくれ」
「オレは中華がいい」
「いや、焼肉だ」
「疲れるから、糸を自動であげてくれないかな?」
などと、糸にまつわるくだらないダジャレを含めて、自分勝手にあれこれ主張するものですから、せっかくハッピーな1日の始まりだったのに、お前たちのせいで気分を害したと短気なお釈迦様はプツンと糸を切ってしまいました。
おしまい。
作者のいいたかったことの欄には「まずは、ありがとうでしょ!!」と書いてありました。
家族としては評価に困り
「これは、よくできているのか?」
「でもいいんじゃないの」
と言うしかありませんでした。