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ばーばと南 + Run&Music

Run & Music / 「ラチエン通りのシスター」 サザン・オールスターズ ~ もう一度ブルージーなサウンドへ

毎年、7月は豪雨の月となった。

線状降水帯はロシアンルーレットのようだ。

落ち着ける場所はない。

適度さを失った気候は元に戻ることはないだろう。

南には台風ができたというだけで嫌な気分になる。

梅雨明けの気温35°の中を40分走る中でかかった音楽10曲。

 

 

  1. Love You To / Beatles
  2. Morning Flight / Malta
  3. One Girl / Dynasty
  4. Tight Rope / ELO
  5. The Drum Thunder Suite / Tony Allen
  6. We Can Be Together / Jefferson Airplane
  7. A Night In New York / 土岐麻子
  8. I Know A Heartache When I See One / Jennifer Warnes 
  9. 愛は思うまま / 吉田美奈子
  10. ラチエン通りのシスター  /  サザン・オールスターズ

     

3曲ご紹介

 

☆ ☆ ☆

 

Love You To / Beatles ('66)

走り出して1曲目にこれはない。走れませんがな。せっかくだからちゃんと聴いてみるけどやっぱり無理。アルバム「REVOLVER」の4曲目に入っています。ジョージが作ったシタールとタブラとタンブーラで構成されています。「愛し合おう」と言っている割には、なぜか暗い、陰気、退屈がテーマです。Beatlesの楽曲中ではJohn「Revolution 9」とともに「いらないでしょこの曲」と思います。こんな曲で愛を語られても女性は引いてしまうのです。ジョージは女心をわかっていませんね。これを許した残りの3人は心が広かったのか、魔がさしたのか。Beatlesのアルバム構成にはこのように抑止機能が外れた(ビートルズが演る必要性)瞬間がそこかしこにあります。Georgeもこんな回り道していないで、ちゃんとやれば、「While My Guitar Gently Weeps」のような素晴らしい曲をもっとつくれたのに。いや、回り道があったからこそのなのでしょうか。Georgeにとってのインドはとにかく遅咲きと言われる所以です。

 

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☆ ☆ ☆

 

Tightrope  /  ELO ('76)

Paul McCartneyに影響を大きく受けているJeff Lynneはベースまで左利きです。ジョギング時に流れるとより楽しい気分になります。壮大でスペイシーな曲に手拍子が入っているって知ってました。今頃気づくのは私だけでしょうか。ELOにこのアナログ感はちょっとびっくり。あのPilotが得意な手拍子です。Jeff Lynneだけに、手拍子が得意だった初期のBeatlesからの影響なのだろうか。アルバムではこのあと「Telephone Line」へとつながっていきます。この流れは最高ですので、家で聴くときは続けて聴くようにしています。昔のLP時代のアルバム制作は流れを重視していたものが多いので1曲、1曲すくい取って聴くよりも味が出ておすすめです。

 

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☆☆☆

 

ラチエン通りのシスター  /  サザン・オールスターズ('79)

こんな歌は日本にはありませんでした。しゃれた題名も、グッとくる歌詞も甘酸っぱい演奏も、母音を裏で取るリズムの歌い方も、みんな素敵。桑田さんは2017年の「ヨシ子さん」以降、すっかりおとなしくなってしまったように思えます。私はこのころのブルージーな曲を量産していたサザンをもう一度見たいなと思っているのです。よろしくお願いします。

 

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これから気をつけるのは熱中症と川遊びです。

子どもたちを大人が守らなければならない夏が来ます。