i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

Run & Music / 「Time After Time」Roberta Flack,「Fanny」Bee Gees,「Let them Talk」Baby Washington

涼しい。

湿度も下がり、空気中のうっとうしさが消えた。

過ごしやすくなるほどにお肌はカサカサに

何事も両立は難しい様で。

秋は食材が豊富なので走りながら夕飯の献立をあれこれ考えるのは楽しい。

走り終え、キッチンのテーブルで家族用に栗や梨をむく。

旬のものは触れているだけで力がみなぎってくる。

夏に奪われた体力も戻ってくるようだ。

今日は気持ちがいいので時間走で60分をゆっくり走った。

 

ジョギング中にかかった主な音楽リスト。

  1. Bridge Over Troubled Water / Roberta Flack
  2. Fanny / Bee Gees
  3. Let Them Talk / Baby Washington
  4. Diamond Dust / Jeff Beck
  5. John Forbid / Jennab Bell
  6. Calendar Girl / Sweet William
  7. Green Aphrodisiac / Corinne Bailey Rae
  8. Hang On St. Christopher / Tom Waits
  9. Come On Eileen / Dexys Midnight Runners

  10. Heartbeats / Jose Gonzalez 

 

走り出し3曲のご紹介。

偶然70年代の曲ばかりになりました。

 

☆ ☆ ☆

 

Bridge Over Troubled Water / Roberta Flack ('71)

心落ち着かせるときに静かに聴く曲です。走り初めにこれはマズいのです。弾みがつきません。しかし、せっかく名曲がかかったので曲に入り込みながら走ってみます。71年のサードアルバム「Quiet Fire」に収録されています。名盤です。Robert Flackのピアノひき語りはまさに警蹕 ( けいひつ )。後半は特に神さまを降ろすかのような荘厳さ。「Killing Me Softly With His Songis Song」「Feel Like Makin’Love」の軽い歌いかたとは全く異なるアプローチ。彼女の本性はこっちだったんですね。黄泉の国で変わってしまったイザナギノミコト並みの変貌ぶりです。

                 

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♪ Fanny / Bee Gees ('75)

「お前たちは古い、時代をよく見て出直せ」とマネージャーからハッパをかけられ、一念発起して作った名曲満載のアルバム「Main Cource」に納められている最後の曲。第3弾シングルとしてもリリースされました。Hall&Oats「She's Gone」を参考にして作ったようです。チームBee GeesはここからR&Bを下敷きにし、ダンスシーンへ一気にキャリアを乗り換えます。Barry Gibbがファルセットボイスを取り入れたのもこのアルバムから。オーバースローのピッチャーがアンダースローに変えて成功したようなものです。プロデューサー/アレンジャーである大御所Arif Mardinの叱咤激励とサポートがあったとはいえ、一念発起し、本気を出したところで気合と祈りだけでそう簡単に路線変更を乗り切れるほど甘くはありません。しかし彼らはこの後のアルバム「Children of The World」をはずみに、大ヒットアルバム「Saturday Nght Feever」へとその潜在能力を発揮していくことになります。ファニーという名前はお掃除のおばちゃんから拝借した名前です。本人の許可を得て使っているところが微笑ましい。この曲の後、彼らが作るバラードは都会的なサウンドとしてどんどん磨きがかかり、よりキャッチーに、よりエモーショナルになって行きます。

 

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 ♪ Let Them Talk  / Baby washington ('70)

おそらく日本では無名に近いノーザン・ソウルのシンガーです。上手いんですよこれが。おしいことにそのキャリアはBee Geesとは違い当時のディスコブームにのみ込まれてしまいました。でも私は好きです。この曲は聴くたびにPlatters「Magic Touch」が頭をよぎります。彼女の歌に圧倒されながら走りました。なんと、先に紹介したRobert Flackが同アルバムの中でこの曲をカバーしています。ソフィティスケイトに優しくやさしく歌っていて聞き入ってしまうので、ランには向いていません。おうちで聴き惚れましょう。

 

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