先日のプレイリストが、ランでかかった最初の曲、Milesの「Time After Time」1曲で終わったのでその続きです。
1.You’re Going To Lose That Girl / The Beatles ('65)
「HELP!」の6曲目。このアルバムはボーカルから始まる曲が「HELP!」とこの曲。
モータウンっぽくしたかったのかと思うようなコーラスと演奏が印象的です。
BEATLESのダブル・トラックとコーラスは、どの曲をとっても気持ちがいいものです。
2.Get Out My Life Woman / Solomon Burke ('68)
ニューオリンズ・ソウル。本家、Allen Toussaintのピアノのバージョンも好きですが、走るときにはこちら。Will Lee、Freddie King、Joe Sample、Joe Williamsなど、とてもたくさんのミュージシャンがカバーしてます。なんとdoorsまでもが淡々とカバー。
3.These Are Soulful Days / Lee Morgan ('60)
早熟の天才ですが、この人も麻薬に苦しみ、最後は元彼女に銃で撃たれて死んでしまいます。早熟の天才といえば、 Brian Jonesといい、Jimi Hendrixといい、Sid Viciousといい長生きしない例が多いようです。最初にソロを取るのはベースのPaul Chambersとは、意表を突かれます。9分と長いですが、全員の演奏が誰がでしゃばるでもなく均等で落ち着いていて、結構な距離をこの1曲で走れます。
LEE MORGAN, tp
JACKIE MCLEAN, as
BOBBY TIMMONS, p
PAUL CHAMBERS b
ART BLAKEY, ds
4.Sparkle / 山下達郎 ('82)
私の場合はNIKEのシューズとカッティング・ギターが、快適なジョギングの条件の一つです。「Bomber」とともにイントロが印象的。NPBの選手でバッターか、抑え投手がこのイントロで登場しないかしらと、ひそかに期待しているのですが…。
ちなみにこちらは、ハワイのハワイ生まれの日系ミュージシャン、ロビン・キムラを中心としたAORバンド「Greenwood」による英語カバーを、HALFBYがリエディットしたスペシャル・バージョン。とてもよろしい感じです。
5.危険なふたり / 沢田研二 ('73)
安井かずみと加瀬邦彦のタッグに、ジュリーのきれいな声。走るときは、音数の多いベースに合わせます。
6.No One In The World / Anita Baker ('86)
Anitaのボーカルはこもって聞こえるので、ランニング向きではありません。この声は日が暮れて、お風呂も済ませてゆっくりした時間にフィットするのだなと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=VlA7-QS1NnA
元々はこの人の曲だったのではないでしょうか。
7.Blue Lagoon / 高中正義 ('80)
TUBEがデビューするまでは、彼が日本の夏と海をKINCHOとともに背負っていました。
したたりおちる果汁のように、どこをとっても青い海しかでてきません。海のしょっぱ
さまでが伝わる曲です。
8.Baby Grand / Billy Joel & Ray Charles
Billy JoelのRayへの敬意がこの古典的で美しい曲を作らせました。でもRayの方から会いたいと要望したそうです。人を思う気持ちは、自分のために動くよりもずっとパワーになるのでしょう。Ray charlesがとても楽しそうな姿を見ながら曲を聴くとタイトル「Baby Grand」の解釈が深まります。ピアノ・マン二人のセッションの様子は、男の人のお互いを認める姿はいいなーと、うらやましくも微笑ましくなります。