i-class collection

ばーばと南 + Run&Music

Run & Music ~ 脳の活性化には有酸素運動が有効 ~ Here There And Every Where / Beatles ,More Than You'll Ever Know / Michael Ruff,17 / 椎名林檎 ~ もうすぐ「黄色い季節」がやってきます

梅が咲きました。

花はいいですね。希望を与えてくれます。

暖かくなるまでにあとひと月ほどでしょうか。

ところで、脳を鍛えるには脳を使うのではなくて有酸素運動がいいとのこと。

脳を活性化するBDFNというタンパク質を生成し脳を刺激するのだそうです。

新しい脳細胞のネットワーク形成を促すなんて言葉を聞くと心がはずみます。

よーしやったるでと。

 

立春とは名ばかりの朝の気温ですが、確実に空気は変わりだしました。

風も土のにおいもほんの少し春めいてきました。

 走らなくても歩くだけでも十分です。

季節の変わり目のジョギングは私の「選択的注意力」を自然へと戻してくれます。

 

もうすぐ「黄色い季節」がやってきます。

 

☆☆☆

 

<Play List>

  1. Here There And Every Where / Beatles ('66)

  2. More Than You'll Ever Know / Michael Ruff ('84) 
  3. 17 / 椎名林檎 ('08)
  4. Real Love / Drizabone Soul Family
  5. I Can't Keep Holding Back My Love / Shadow
  6. Hush / Deep Purple
  7. Take My Love / Vanessa Holmes & Chicago Nite Life
  8. Can't Slow Down / Angela Bofill
  9. Bomb The World / Michael Franti & Spearhead
  10. Tour / Carlinhos Brown

 

走り出し3曲のご紹介。

 

☆ ☆ ☆

 

Here There And Every Where / Beatles ('66)

南が小学3年生のときに「この題名は単語の練習にいいよ」とお父さんに言われて素直にキッチンの横でノートの片隅に繰り返し書いていました。アルバム「REVOLVER」の4曲目、George「Love You To」の次の曲です。この素晴らしく美しいバラードは、好意に取れば「ジョージ、曲はこうやって作るんだよ」ってPaulが教えているような、悪意に取ればあてつけのような曲順となっています。George Harrisonもメロディーメーカーとしては大いなる才能を持っているのですけど、相手が悪すぎます。並み居るバンドを簡単に屈服させる脱力感満載のこの曲は、「ホームランを打つのに芯で打てば力はいらないよ」ってことあるごとに南に説いていたおじいちゃんの野球理論に通ずるものがあります。Beach Boysがあらゆるミュージシャンに影響を与えた伝説的なアルバム「Pet Sounds」に触発された3人(Paul、John、George)のハーモニーがとにかく美しいですね。料理中にもよくかけています。優しい気持ちが料理に混ざっておいしくできそうなので。

 

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 More Than You'll Ever Know / Michael Ruff ('84) 

とてもきれいで優しいバラード。冷たい空気も和らぎます。できれば3曲目ではなく体が温まったころに流れてくれると嬉しいのですが……。コマーシャルソング・ライターでもありセッション・マンでもある彼の才能は全方向に豊かで、顔も歌声もキーボードの腕もプロデュース能力も一流です。2つ目のライブ動画をみると彼のキーボード・テクニックが堪能できます。john Lee Hookerのレコーディング・セッションにまで参加しているのとはさすがに驚きました。どこの世界にも大谷選手みたいな人がいるんですね。ですから歌声だけを聴いて彼を判断すると間違います。ボーカリストではなく本来は制作側の人なのです。中学生の音楽の教科書に載せてもおかしくない曲です。万人の心が落ち着きます。

 

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♪  17 / 椎名林檎 ('08)

 私は椎名林檎のことを「一人Radioheadと呼んでいます。ユーミンが時代の上澄みをオシャレにすくい取ってみせるのなら、椎名林檎は時代の底にたまったアクを破壊的かつパンキッシュに、でも不貞腐れることなくクールに差し出します。そこには卓越した音楽理論と洗練された言葉の選択と、それをエンターテイメント化する彼女独特の方程式に表現者としての実力が伴っていて、その落差に常に揺さぶられるオーディエンスは彼女の”真摯なぶっ飛び様”に戸惑いながらも酔いしれます。「17」は少女が思春期の真っただ中で、蝶になる前のさなぎの中で溶けているときの孤独を歌った歌詞。Janis Ian「At Seventeenを思い起こさせます。I go home aloneと歌うけれど、17歳の少女は誰もがそのような孤独感を感じていると思います。彼氏と手をつないで歩く方が少数派なのです。極論を言うと孤独を感じないようでは、さなぎから蝶にはなれません。哲学の授業が自分の時間という歌詞が的を得ていて私は好き。

 

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