2023-01-01から1年間の記事一覧
歳をとって病院に入院したり介護施設に入ったりすると、その間に自分が持っている力をこれ以上失わないように、仮に失っても取り戻せるものは取り戻そうとする取り組みが始まる。 そして、自分のことは自分でやりなさい。 できますか? さらに、自分のことは…
孫の一人が「目標についてどう思うかと」相談にきたので、私の考えを述べました。 彼は会社の上司から 「個人個人の目標をたて、その目標を完遂するためには石にかじりついてでも努力しなさい」 と上司に言われたらしいのです。 孫は、目標を立てる事と”石に…
最近の南が私に歴史の話を持ち出すときは、顔の半分を失くしてばいきんまんに追いつめられるアンパンマン並みの危険にさらされる。 当然だが、中学に入ってからは話す内容が年齢に比例してより詳細になってきた。 彼は昔よくクラスで交わされた「昨日のTVみ…
めいの結婚式、次男の会社の決算。長男の病院の予約システムの大規模な入れ替えなどが重なり、久しぶりに睡眠時間を削って働きました。 といってもほとんどが相談事なので、私なんかよりも現場の人はもっと大変なのです。 システムの入れ替えは、みなさん精…
中心がズレるお話。 ズレた中心をそのままにしていると、そこが日常の中心となる。 ズレたことに気づかずそのまま生活すると、ヒトには遠心力が働くから、そこからまたズレる。 そして、ハタと気づくと中心は本当の中心からはるか離れた所にある。 中心がズ…
南の中学校のクラスの女子が2学期早々、ピアスとマニキュアをして登校しました。 また思い切ったものです。 当然、先生方に呼び出されます。 学校は1日中バタついて、彼女のバレバレな行動にクラス一同首をひねります。 「ピアスやマニキュアをしてはならな…
男の子は大人になったら“子”が取れた男になるだけではいけません。 漢(おとこ)になって行かないとね。 自分の力で生きることができて、 多勢に無勢を何とかできる人のことをいうのです。 ちょっとした集まりの時にこの話をしたら、 「多勢って何人くらいま…
じーじ、ばーばは、孫に指図をしてはいけません。 うかつに指図をしようものなら、子どもからも孫からも嫌われます。 時代についていっていないアタマで躾けることは危険です。 アドバイスは求められたときのみ。 短く簡潔に。 私は以上のことを注意していま…
家の前の道路の真ん中を這っていたアゲハの幼虫を小枝に乗せて、庭のアジサイの葉に移しながら「寒くなる前に早く蝶になるのよ」と声をかけていると、家の中から南が叫ぶ声がします。 「ばーば、Rolling Stonesのアルバムが10月に出るんだって。知ってた?」…
南と日本の歴史の話をすることが多い。 話についていけるように私もこっそりと勉強中。 YouTubeで概要をつかんで本を読んだりすると複雑な中身もわかりやすいものだ。 おかげで日本の歴史について、ほんの少し流れがわかってきた。 歴史のリカレントにあたり…
まだまだ気温34°と夏は居座り続けます。 すれ違うランナーのサングラス率も高どまったまま。 それでもカラダに当たる風には、秋の密度が混ざってきました。 目線を上げると、トンボの赤色が秋独特のもの悲しさを思い出させます。 腸腰筋と姿勢とハムストリン…
庭先を掃いていると、学校帰りの小学低学年の男子3人が横一列で歩いてきます。 聞こえてくる会話はこうです。 「いろいろあるよねー」 「まー、しょーがないね」 「なんとかなるよ」 「ほんとにいろいろあるよねー」 まるで、おばさんの会話です。 でも、何…
我が家の孫たちの細かい教育方法は、各家庭によって様々ですが、私は「敬天愛人」をなぞり「敬父愛母」よと教えています。 父は子どもから敬われる存在であってほしく、母は子どもに愛しさをシャワーのように降り注いでほしいと願います。 ですから、親は子…
南が5年生の時のお話。 授業参観日に南のおかーさんが出席しました。 担任の先生が忘れ物を思い出し、急いで職員室を往復すると息が上がっていました。 「昔はこんなことはなかったのに、もうこれ以上は歳を取りたくないな」と嘆いたそうです。 「先生、若…
「どこ吹く風」という言葉が好きです。 気持ちがマイナスになっているときはこの言葉を思い出します。 全く思い出さないときもあります。 「どこ吹く風」を自分の中に取り込むには、相当なセンスと勇気が必要です。 軽蔑されることすら楽しめる性根の大きさ…
それはプロ野球や高校野球中継でのこと。 ピンチの時に内野手がピッチャーにかけよりアドバイスを送っているとき、アナウンサーが解説者に「なんといっているのでしょうか?」と尋ねることがよくありますね。 もうこれははっきりしているので結論を言うと、…
先月も、たくさんのかたに読んでいただきました。 つたないブログにスターまでつけてもらってます。ありがたい限りです。 つけてくださった方のブログは、おどおどしながらも必ずのぞかせてもらっています。 みなさんの多彩な表現を見るにつけたいへん勉強に…
文科省の「公立学校施設の給食調理場の状況」によると、エアコンが未設定の現場は40%を超える。市町村によっては0%のところも。 この件で検索すると、各県の給食室のエアコンに示した記事がたくさんでてくるので、詳細はそちらを読まれるといいと思う。 ダ…
南が5年生の時の会話。 「”悲しい”ってなんか足りない気がする」 南が学校から戻ってシャワーを浴び、タオルで髪の毛をふきつつリビングに現れた。 「どういうふうに足りないの?」 おやつの準備をしつつ話相手になる。 「よくわからないけど、野球でいうと…
私は知らない事が多い。 日本の歴史や文化、伝統についてすら聞きかじりばかりだ。 「禅」や「古事記」については外国から来たお友だちのほうが詳しい。 話を聞いていると、そんなことまでとドキッとさせられることが多い。 彼らというと、日本人ならば知っ…
学校で命の授業を受けてきた南(5年生の時)の質問。 「ばーば、命ってなーんでしょ?」 「あなたはどう思うの?」 「死へのカウント・アップ装置だと思う」 「カウント・アップ?」 学校で習ったという割には先生の話をちゃんと聞いてなかったようだと勘繰…
「ばーば、監督がね、いち日、いち日を大切にして向上心をもつようにって練習の最後に話してくれたんだけど、オレには全然ないなー」 週末、野球の練習から帰ってきた中1の南が驚くことを言い出しました。 「え?、毎日野球の練習を自主的にしてるじゃない、…
少子化ってさあ、ずーっと昔から人口データを見ておけばわかる話じゃん。 何で今になってわーわー騒ぐかな。 こうなるってわかっているのになんの準備もしてなかったってことでしょ。 山の木を無理やり切るから雨で土砂崩れが起きるし。 先生たちを働かせす…
大雨で川が瞬く間に氾濫した。 一人の若い村の消防団員が、激しく流れてくる川の水にひざ下まで浸かりながら、山のふもとに住む高齢者が住む家へ急いでいた。 その様子を動けなくなった車のドライブレコーダーがとらえていた。 あふれる泥水は彼の行く手を拒…
南が小学校6年生の夏休みの時の会話。 「動物園に勤めているおじさんがいるじゃん。そのおじさんに檻のカギをかけ忘れるってことある?って聞いたら『何回かあるよ』って笑顔で答えるんだよ。やばくない?」 学校から帰宅して彼にとってのおやつである、”卵…
南が小学校2年生の時の夕飯時のお話。 夕食をほぼみんなが食べ終えようとしているころ、南のおとーさんが「最後の晩餐は何が食べたいか」という話題をみんなに振りました。 大人たちは、やれ寿司だ、うなぎだ、焼肉だなど、ここぞとばかりに高級な外食を並べ…
毎朝、豆から挽いて淹れるコーヒーの味が安定しない。 同じように淹れているつもりなのに。 TVでタレントが食リポの際によく言う「めちゃくちゃおいしい」時と 酸味が強くて「めちゃくちゃまずい」ときがある。 ミサイルが飛んでくる今朝見た夢のせいなのか…
旅館や病院に置いてあるスリッパが、片方のスリッパに差し込んで重ねておいてあることがあります。 これについては、ぜひともなんとしてでもやめてもらいたい。 衛生上よろしくない。 絵的にもきれいではない。 履くのをためらいます。 病院内を歩き回ったス…
南が5年生のときのお話。 塾と、ピアノと、陸上と、サッカーと、英会話を習っている南の友だちが、学校で吐き、塾でも吐き、サッカーの練習中に吐いて異常を訴えた。 全てにおいて人に負けてはならないことを親に課せられ、「将来はリーダーになりなさい」と…
中学1年生の南たちのクラスには不登校の女子が1人います。 授業にはZOOMで参加しているそうです。 ある授業の終了後、一人の男の子が 「そっちは楽しいかい?」とたずねました。 「まあまあ、かな?」と笑顔で返事が返ってきます。 クラス全体が「おーっ」…